今回は、
アサーティブな伝え方を
していく上で
ストレングスファインダー®
による自己理解を
深めているメリットについて
書きます。
まず、前回書いたように
アサーティブな伝え方で
まず大事なのは
起こった事実に対し
自分の主観として
どう感じているのかを
伝えることです。
その際に
付け加えると良いのは
自分が
なぜそう感じるのかの
理由を併せて
伝えることです。
なぜならば、
相手の言動を不快に
感じる時の多くの場合で
相手と自分の
価値観の違いが
そこにあるからです。
つまり、
相手にとって
自分の言動がなぜ
相手を
不愉快にさせるのかが
理解できていない
はずだからです。
だから理想的なのは、
自分が相手の言動に対し
どんな感情をいだいたのか、
そしてそれは自分の
どういう価値観に
基づくものなのかを
併せて伝えることです。
そしてその部分にこそ
自分の資質が
表れてくるということです。
例えば、
「分析思考」や
「原点思考」が上位の人は
誰かに何かを
「とりあえずやって!」
とか頼まれるのは
好きではないと思います。
なぜそれが必要なのか、
どういう経緯で
それが必要なのかが
知りたいし、
それがわからないままだと
モヤモヤしてしまうからです。
この場合、
自分の思考が当たり前で、
皆そういう思考を
持っていて当たり前だと
捉えていると
こんな言い方に
なりがちだと思います。
いや、口には出さずとも
こんな反応に
なりがちだと思います。
「とりあえずって何だよ!
理由も経緯もわからず
やれる訳ないじゃん!!(-_-#)」
まずは
ストレングスファインダー®で
人それぞれに
思考が違うことを
理解していれば
そもそもこういう反応は
起こりづらくなりますよね。
そしてその上で
自分がして欲しいことを
アサーティブに
伝えやすくなります。
なぜならば、
相手の言動に対し
自分の何が
そう反応させているのかが
わかっているからです。
なのでこういう場合、
こういう
伝え方をすることが
出来るでしょう。
「私は、
やるべきことに関しては
なぜそれをやる必要が
あるのかを
しっかり確認し、
納得してからやりたいです。
だから、
『とりあえずやってくれ』
と言われると
なんだかもやもやして
不安になります。
だから、
良ければ次から
何か私に依頼される場合は
なぜそれが必要なのかの
経緯を合わせて
教えてもらえると
助かります」
繰り返しますが、
こういう風に
アサーティブに
要求したからと言って
それを相手が
受け入れて
くれるかどうかは
別問題です。
それは
こちらの問題ではなく
相手の問題です。
それでも、
前回書いたように
相手の言動に
Xをつけるのではなく
相手と自分の
価値観の違いに基づき
相手にして欲しいことを
伝えていく方が
より円滑な
コミュニケーションが
取れますよね。
アサーティブと
ストレングスの関係は、
アサーティブな
コミュニケーションの
土台があって
ストレングス的な
多様性が活かされると
いうことです。
そして同時に
ストレングスでの
自己理解、他者理解が
あるからこそ
アサーティブな
コミュニケーション
が機能しやすいと
いうことでもあります。
コーチング的な
関わりとともに
アサーティブな
コミュニケーションが
交わされることが
チームビルディングには
とても大きな
好影響をもたらすのです。